「利食いは遅く、損切りは早く」これは投資におけるセオリーのようなもの。投資家であれば一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。でも、この言葉を知っていることと実際これができているかどうかは、全く別問題です。「損切りは遅く、利食いは早く」になってしまっていることが多いかもしれません。ではなぜこのような逆のパターンになってしまうのでしょうか。それは投資家の心理が関係しているからです。ではどのような心理なのでしょうか。このことについて書いてある本がありました。マネックス・ユニバーシティ代表取締役で、このサイトにも何度も登場してくれている内藤忍さんの「新版 内藤忍の資産設計塾 あなたとお金を結び人生も目標をかなえる法」です。タイトルの通り、この本は資産設計についての本です。しかし、資産設計と一言で言ってもその中身は様々で、その中の1つとして投資家の心理について知る必要が出てくるのです。なぜならば、資産設計をするには長期間市場にとどまる必要があるからです。しかし、脱毛に支配されて投資をやめてしまうことがあまりにも多い…。そこで、まずは投資家の行動心理について考えてみることにします。以下は、「新版 内藤忍の資産設計塾」からの引用です。投資の行動心理学の中で有名なのが「プロスペクト理論」です。これは2002年にノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンによるもので、「投資家は利益を得ている状態では利益を確定する行動をし、損失が出ている場合は、損失を確定しない行動をとる」というもの。さきほどの「利食いは遅く、損切りは早く」とは真逆のことを意味しています。「早い利食い」を防ぐ、つまり利食いを遅くするためには育毛剤のコントロールが必要です。そのためにはできる簡単な方法を2つ紹介しましょう。■目標を設定する…投資をする前に、利食いの株価、損切りの株価を決めておきます。そしてその株価になったらいさぎよく株を売却します。ここで大切なのは、損切りの幅を利食いの幅よりも狭くすることだと内藤さんは言います。たとえば、500円で買ったウィークリーマンション・マンスリーマンション株であれば、利食いは550円、損切りは480円というようにするのです。そうすれば、自然に早い損切り、遅い利食いができるようになります。■含み損が出ているときこそ冷静に…長期的な投資をしていれば、含み損を抱えることもあります。そんなとき、どうすればいいのか、内藤さんは著書でこう書いています。仮に自分がその株を持っていないとして、今の株価でその株を買うかどうかを考えてみる。もし買わないと思うのであれば、今すぐに損切りをすべき。逆に、買うと思うのであれば、そのまま保有していてもいいし、買い増しを考えてもいい。なぜならば、売るときの判断で一番重要なことは、買った株価がいくらということではなく、今の株価が本来の価値と比べて割安なのかどうかということだからです。つまり。割高だと思えばたとえ損をしても売り、割安だと思うのであれば買い増しをしてもいいのではないかということです。実は内藤さんの「新版 内藤忍の資産設計塾」には、あと2つの方法が紹介されています。感情のコントロールほど難しいものはありません。だからこそ、上手に付き合う必要があるのです。もちろん本に書かれていることは感情のコントロールだけではありません。これまでのシリーズと同じように、資産運用の実践的なノウハウが詰まっています。ではどのようなノウハウがあるのか。ちょっと目次を見てみましょう。第1章 資産設計を始める前の7つのマインドセット・第2章 資産を殖やす7つのセオリー・第3章 個人投資家が使える12の金融商品・第4章 実際に運用するための6つのプロセス・第5章 資産設計をさらに充実させる9つのポイント。こう見ると心理的な話から資産運用実践まで、幅広く網羅された「資産設計のためのマニュアル」とでも言っても過言ではありません。この1冊を読んで、あなたも資産運用を始めてみてはいかがでしょう?